川柳名句に学ぶ 「19」
           平成27年11月

      
 ☆ 川柳六大作家の一人
    岸本水府の川柳を探る
     明治25年三重県生まれ
     大阪で新聞記者 →壽屋サントリー →福助足袋広告課長
     →江崎グリコ支配人を務め・岸本広告研究所を設立

 ☆    明治42年・17才で川柳投句を始める
     大正2年・21才で川柳「番傘」を創刊 川柳復旧に取り組む
     川柳結社「番傘」王国を築き上げた
      昭和40年8月 73才で逝去

 ☆   「 本格川柳 」を提唱
     伝統川柳に近代のおもいを加えた一句

 ☆ 岸本水府の作品

     ぬぎすててうちが一番よいという

     恋せよと薄桃色の花が咲く

     飲めばすぐ順にうたわす日本人

     鈴を並べる一つづつ鈴の音

     旅でみる酒という字の憎からず

     洗濯をしている川が名所なり

     真夜中の強みに父のいびきあり

     人間の勝手なものに四捨五入