☆ 川柳六大作家の一人
岸本水府の川柳を探る
明治25年三重県生まれ
大阪で新聞記者 →壽屋サントリー →福助足袋広告課長
→江崎グリコ支配人を務め・岸本広告研究所を設立
☆ 明治42年・17才で川柳投句を始める
大正2年・21才で川柳「番傘」を創刊 川柳復旧に取り組む
川柳結社「番傘」王国を築き上げた
昭和40年8月 73才で逝去
☆ 「 本格川柳 」を提唱
伝統川柳に近代のおもいを加えた一句
☆ 岸本水府の作品
ぬぎすててうちが一番よいという
恋せよと薄桃色の花が咲く
飲めばすぐ順にうたわす日本人
鈴を並べる一つづつ鈴の音
旅でみる酒という字の憎からず
洗濯をしている川が名所なり
真夜中の強みに父のいびきあり
人間の勝手なものに四捨五入
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