☆ 原爆川柳を読む
原爆投下から71年
広島 原爆の日 8月6日
長崎 原爆の日 8月9日
☆ 原爆詩集 峠三吉 (1917年(大正6年)生まれ〜昭和28年死亡)
詩集
ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くじれぬへいわを
へいわをかえせ
☆ 原爆川柳
戦争は嫌い 原爆は知ってる しのぶ
左手で書いたかなしい歌日記
あれからは鏡を見ないことにした
広島をヒロシマにしたピカがした 一甫
ヒロシマを平気で語る人がいる
ええにょぼ原爆で逝きました
骨髄のうずきが叫ぶ核廃絶 歌子
娘等の碑に晴れ着を着せたい母は老い
慰霊碑に集うこの日は十二才
髪が抜けると泣いた少女ともう逢わず 午朗
合掌のまま死体の中の子を探す 葉留路
先生の死屍は大きく手を広げ
逃げ道を教えた人も火に焼かれ
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