☆ 「東北の川柳の神様」と敬慕された
濱 夢助
◎ 昭和22年10月 「川柳宮城野」を来年創立70周年
川柳宮城野は創立以来、東北一の規模を誇る結社として
現在に到る
◎ 明治23年4月仙台市生まれ〜昭和35年10月逝去
◎ 川柳宮城野社は平成19年9月創立60年を記念して
「濱夢助の川柳と独語」を発刊
☆ 濱 夢助の川柳
雪国にうまれ無口に馴らされる
どの恩を返そう貧の真只中
踏切のない人生に憧れる
みちのくの屋根段々と急になり
二百十日静かに暮れてゆく孤独
不作田につれなく叩く秋の雨
ふところで解ける拳を淋しがり
酒の悔いあとの祭りが日々続き
本籍を引きずってゆく蝸牛
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