☆ 現代川柳界の古今無双の巨星と言われた
尾藤三柳さんの句
昭和4年8月12日 東京生まれ
平成28年10月19日逝去
昭和23年川柳六大家の一人前田雀郎師の門下生
昭和50年5月「川柳公論」を主宰
よみうり時事川柳選者 サラリーマン川柳選者
川柳入門通信講座の開設 日本川柳ペンクラブ理事長
著述家として多くの著書を通して川柳普及と学問的追求を
☆ 句碑 東京・上野東照宮参道に平成元年建立
乱世を酌む友あまたあり 酌まむ
☆ 作品
こぶしひらいても何もないかもしれぬ
春三日空の高さに空がある
百面相百一個目の貌で死す
川柳が芽吹いて江戸が江戸になる
悲しみという文字かなし仮名で書く
どの風が落して行ったか片道切符
横のもの横のまま私も横のまま
眼科から二月の闇を抱いて出る
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