☆ 飯山の有線川柳から育った川柳作家
伊東美代子さんの作品から 木島 天神堂
大正15年(1920)12月30日 木島 其綿生まれ
平成23年(2011) 7月没 85才
◎ 飯山市有線川柳は昭和48年から始まる
・ 美代子さんは昭和50年から有線川柳に投句
・ 有線川柳・北信濃新聞川柳では毎年のように、優秀句賞等受賞
・ 県下各地の大会に参加、上位入賞
・ 県下女流作家として高い評価を得る
・ 夫、英一さんも川柳作家
・ 美代子さんの句は、土の匂い、母の姿、愛情豊か、
・ 平成12年句集「土の言葉」を発刊
☆ 美代子さんの作品
農事メモ土の言葉を書きとめる
節くれた指が大地の詩を育て
転んでも好きです雪の村に住み
歳月の重さが母を猫背にし
捨てないで下さい野菜の悲鳴きく
小さな詩を愛し続けて暮れる年
坂いくつ越えれば明日の絵が描ける
思い出の指折る指に亡母がいる
千羽目の鶴が命に夢をくれ
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