川柳名句に学ぶ 「33」
           平成29年3月

      

 ☆  飯山の有線川柳から育った川柳作家

     伊東美代子さんの作品から 木島 天神堂
      大正15年(1920)12月30日 木島 其綿生まれ
      平成23年(2011) 7月没 85才

   ◎ 飯山市有線川柳は昭和48年から始まる
     ・ 美代子さんは昭和50年から有線川柳に投句
     ・ 有線川柳・北信濃新聞川柳では毎年のように、優秀句賞等受賞
     ・ 県下各地の大会に参加、上位入賞
     ・ 県下女流作家として高い評価を得る
     ・ 夫、英一さんも川柳作家
     ・ 美代子さんの句は、土の匂い、母の姿、愛情豊か、
     ・ 平成12年句集「土の言葉」を発刊

 ☆  美代子さんの作品

      農事メモ土の言葉を書きとめる

      節くれた指が大地の詩を育て

      転んでも好きです雪の村に住み

      歳月の重さが母を猫背にし

      捨てないで下さい野菜の悲鳴きく

      小さな詩を愛し続けて暮れる年

      坂いくつ越えれば明日の絵が描ける

      思い出の指折る指に亡母がいる

      千羽目の鶴が命に夢をくれ