川柳名句に学ぶ 「34」
           平成29年4月

      

 ☆  川柳六大家の一人”椙元 紋太 (スギモト モンタ)”の川柳

      明治23年12月生まれ 神戸市
      明治45年 4月 80才で亡くなる

    六大家と言われた人たちが活躍したり、川柳界に影響を与えた期間は
    長く、時代は明治から昭和の40年代にいたる

      紋太は21才から川柳を始める
      昭和4年『ふあうすと川柳社』を創立

    紋太の語録
      『川柳は人間である』
      『人間が川柳を作り、川柳が人間を作るのだ』

 ☆  紋太の作品

      よく稼ぐ夫婦にもあるひと休み  句碑

      生きている証拠にたまる領収書

      世の中にお前と呼ぶはお前だけ

      親類の出来事ほどにニュースきく

      弁当の一粒までも箸うごく

      しゃぼん玉こらへきれない身に生まれ

      ふらり出て星を見ているつま楊枝

      金かけず妻がそだてた花ばたけ