☆ 前回から川柳名句の中から、古川柳・伝統川柳・革新川柳・
現代川柳にいたるまでを網羅して、『川柳気楽なこころ』とし
て名句をいろいろなジャンルで作品を見ることにしました。
今回は「川柳のなかの恋と女・その1」を拾っていきます。
☆ 川柳のなかの恋と女 その1
愛咬やはるかはるかに桜散る 新 子
手が好きでやがてすべてが好きになる 〃
死ぬほどの思いも逢えばあっけなし 〃
恋人の膝はレモンの丸さかな 薫 風
恋せよと薄桃いろの花がさく 水 府
結婚をするほど野暮な恋はせず 乱 雷
恋をして叱られること多くなり 大 紅
もう一度逢いたい人は故郷にいず 花童子
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