川柳名句に学ぶ 「43」
 平成30年2月

     

☆  『川柳気楽なこころ』を休んで今回は、第32回国民文化祭・

  なら2017の入賞作品を見ていきたいと思います。

  国民文化祭は、日本各地で行われている様々な文化活動を全国

  規模で発表、競演、交流することにより、文化活動への参加の

  気運を高め、新しい芸術文化の創造を促すことを目的としてい

  ます。

   今年は、「仏」「金魚」「響く」「憧れ」「古い」「鐘」「

  焼く」でした。今年の開催県は奈良県で橿原市で行われました

   応募者2,855人、21,508句でした。


☆ 入賞作品

   文部科学大臣賞
    椿守り大地へ帰る鐘を聞く         森中恵美子

   国民文化祭実行委員会会長賞
    憧れる像へブラッシュアップする      徳丸 浩二

   奈良県知事賞
    にんけんの臭いで焼けるラブレター     吉崎 柳歩

   奈良県実行委員会会長賞
    母に似た人は夕焼け小焼け色        森中美恵子

   橿原市長賞
    大海を知って帰ってくる金魚        吉井 桜太

   大会賞

    憧れの高さに咲いたままの花        田中美也子

    古日記過去を悲しいほど喋る        伊藤 郁夫

    Uターンの峠に響く父母の声        伊藤 寿美

    雲ほっと今日は大和へながれきて      松延 博子