川柳名句に学ぶ 「44」
 平成30年3月

     

☆ 「川柳気楽なこころ」として、日常生活の中から生まれてきた

  人間愛、笑い、うなずく、そんな句を拾って鑑賞しています。

  現代川柳の中から「笑い」と「恋と女」を見てきました。
  今回は「恋と女」その2として川柳を見て行きます。

☆ 川柳の中の恋と女  その2

   しあわせになりたいカラダ透き通る      り え

   もう少し食べたいとこで終わる恋       り え

   抱擁の画布いちめんに降るさくら       美恵子

   炎も風も抱いてひたひた逢いにゆく      美恵子

   ひとりだけかばってくれて好きになり     ふじを

   逃がしたくない幸せの掌の温み        ふじを

   ありがとう神様あの人が来ます        新 子

   死ぬほどの思いも逢えばあっけなし      新 子

   あなたから激しい風を渡される        幸 代

   香水を変える勝ち目はないけれど       幸 代