☆ 「川柳気楽なこころ」として、日常生活の中から生まれてきた
人間愛、笑い、うなずく、そんな句を拾って鑑賞しています。
現代川柳の中から今回は「暮らし」の中から平社員について
見ていきます。
☆ 川柳のなかの暮らし 1
愛されて巡査で終わる桃の村 明治
ラーメンが好きでたまらぬ作業服 静彦
出世しよって嫌らしい声になり 三窓
まだ平と聞けば父さんこわい顔 中一・男
入社して鉢巻締める日の多き 破天
うちの社の山本富士子茶をくばり 散二
判を押すだけにお見えになる社長 泉都
人間を変えられなくて職を変え 美代子
晴耕雨読定年後の荷は軽く 一郎
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