☆ 「川柳気楽なこころ」として、日常生活の中から生まれてきた
人間愛、笑い、うなずく、そんな句を拾って鑑賞しています。
現代川柳の中から今回は「暮らし」の中からお年よりを見た
川柳などを見ていきます。
☆ 川柳のなかの暮らし 2
鉄道唱歌全部唄えてぼけている 如水
軍人勅語はまだ覚えてる物忘れ 恭太
あちこちにあって楽しい片想い 尖平
もう六十まだ六十と紅を引く 静香
美しく老いるに矢張り金が要り 愛穂
いいコンビだったと墓を撫でている ひろし
いつ死んでもいいと云うとこまでは来た 路郎
まだ生きているのに忘れられている 完司
雑草と生きる意欲は貰ってる 一郎
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