川柳名句に学ぶ 「49」
 平成30年8月

     


☆ 「川柳気楽なこころ」として、日常生活の中から生まれてきた

  人間愛、笑い、うなずく、そんな句を拾って鑑賞しています。

  現代川柳の中から今回は「暮らし」の中から人生喜怒哀楽を

  見ていきたいと思います。

☆  川柳のなかの人生  一

   大脳をぶちまけてみる物忘れ        乱魚

   世の中にお前と呼ぶはお前だけ       紋太

   お互いに自分が耐えた気で夫婦       竹路

   へそくりをばらした敵は二歳半      たけし

   大安を選んでガンセンターへ行く      麦彦

   永遠に母は駆けてる音である        みわ

   真っ直ぐな川で民話が消えている      一郎