川柳名句に学ぶ 「52」
 平成30年11月




                        むらた しゅうぎょ    
☆  川柳六大作家の一人”村田 周魚”の川柳

      明治 二二年 一一月 生れ 東京

      明治 四二年  四月 七七才で亡くなる

     六大作家と言われた人たちの一人、父は俳諧師で東京薬学校

     を終了後、警察庁衛生部勤務。俳句から川柳に転向。

     川柳「きやり吟社」を興す。


☆  周魚語録

     「川柳は議論から生み出されるものではなく、必ず生活から
      生みださねばならぬものである」


☆  句碑 東京上野東照宮に

      ( 盃を挙げて天下は廻りもち )


☆  周魚の作品

      ニッポンは負けたが羽子の音がする

      手の筋に運があるとは面白い

      花活けて己れ一人の座に悟る

      二合では多いと二合飲んで寝る

      盆栽のざくろ落ちそうなのを誉め

      お互いの歳をほめあう山の道

      思い出の夫婦茶碗に怪我も無し