むらた しゅうぎょ
☆ 川柳六大作家の一人”村田 周魚”の川柳
明治 二二年 一一月 生れ 東京
明治 四二年 四月 七七才で亡くなる
六大作家と言われた人たちの一人、父は俳諧師で東京薬学校
を終了後、警察庁衛生部勤務。俳句から川柳に転向。
川柳「きやり吟社」を興す。
☆ 周魚語録
「川柳は議論から生み出されるものではなく、必ず生活から
生みださねばならぬものである」
☆ 句碑 東京上野東照宮に
( 盃を挙げて天下は廻りもち )
☆ 周魚の作品
ニッポンは負けたが羽子の音がする
手の筋に運があるとは面白い
花活けて己れ一人の座に悟る
二合では多いと二合飲んで寝る
盆栽のざくろ落ちそうなのを誉め
お互いの歳をほめあう山の道
思い出の夫婦茶碗に怪我も無し
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