川柳名句に学ぶ 「55」
 平成31年3月




☆  湯けむりたなびく温泉地別府として、第33回国民文化祭・

   おおいた2018の入賞作品を見ていきたいと思います。

   国民文化祭は、日本各地で行われている様々な文化活動を

   全国規模で発表、競演、交流することにより、文化活動への

   参加の気運を高め、新しい芸術文化の創造を促すことを目的

   としています。


   今年は、「湯」「煙」「香り」「猿」「旅」「チャンス」

   「解ける」でした。昨年の開催県は大分県で別府市で行われ

   ました。

   応募者2,103人・15,969句でした。


☆  入賞作品

    文部科学大臣賞

      一本のペンからにんげんが香る    たむらあきこ


    国民文化祭実行委員会会長賞

      感電死しそうチャンスのど真ん中   大木加代子


    大分県知事賞

      生きていく狼煙を上げる台所     中井 佳子


    大分県実行委員会会長賞

      復興へ土の香りを確かめる      上村  脩


    大分県教育委員会教育長賞

      戦場のシャッターチャンスなどいらぬ 岡田  薫


    別府市長賞

      逃げたのか貫いたのか旅の月     真島久美子


    大会賞
      針のない介護の旅はただ無言     沼崎 愛子

      見栄脱ぐと湯船にふわり浮くあぶく  黒川 狐遊