川柳名句に学ぶ 「61」
 令和元年9月




☆   一般社団法人全日本川柳協会が毎年開催している、全日本川柳

   大会は今年静岡県浜松市で開催されました。

    第43回全日本川柳2019年浜松大会の参加者は事前投句者

   一般は1729人、ジュニア(小中学生)4078人でした。

    課題は「富士」「楽器」「働く」「光」、当日課題は

   「さがす」「選ぶ」「走る」などで作句されました。

    当日の入選作品を見ていきます。


☆  一般部門

    文部科学大臣賞

     わき道を走り人間らしくなる    東京  上村  脩


    参議院議長賞

     マイバッグ忘れぬぼくは地球人   青森  高瀬 霜石


    川柳大賞

     縁日の金魚を光ごと掬う      福岡  梅崎 流青


    大会賞

     走れ走れあなたが描いた空なんだ  宮城  月波 与生

     トランペットに合わせて走れ少年期 青森  千島 鉄男

     平成が終わったよくぞ働いた    福岡  敷田 無煙



☆ ジュニア部門

    静岡県知事賞門

     たこあげて空をいっぱいすわせるぞ  広島 小一 下沖 勇心


    静岡県教育長賞

     いまのぼくバランスとれる尾がほしい 岩手 小五 上野 寧大


    浜松市長賞

     握手して世界平和をめざすんだ    広島 小六 藤枝 利胡


    大会賞

     切れちゃったぼくと凧の友情が    広島 小六 神田 康佑

     テスト前急いでペンを走らせる    熊本 中一 村田 光輝