☆ 江畑哲男さんは千葉県の高校教師として長年勤め、高校生に川柳は
優れた文芸であるとして普及してきた人です。
6年前に教員を退職して川柳の道を歩んででいます。
今年の9月1日に「川柳句集 熱血教師」を発刊しました。
現在、全日本川柳協会副理事長・千葉県の東葛川柳会代表・千葉県
川柳作家連盟副会長などをつとめています。
☆ 川柳を国語の教科書に載せたい。川柳は優れた文芸であるとして
一、国語表現を原則とする川柳は、最も若くて可能性を秘めた詩型
である
二、川柳はその中心テーマを人間と人間社会においている
三、リズム以外に制約のない川柳は創作文芸として最適であろう
四、奥の深い川柳を創作することによって、自己表現の可能性が大
きく広がり、表現の喜びと難しさを体験できる
☆ 去る8月31日千葉県我孫子市でこの本の出版を記念して記念大会
が開かれました。愛好家230人が集まり、日本語や川柳の魅力を
語った。生涯学習や学校教育で活用が広がるよう。働きかけていき
たい、と意欲を述べていました。
☆ 江畑哲男の川柳
生涯現役教師の脳は休まない
文法を説いてはメシの種にする
みんな貧乏で輝いていた昭和
入学式今日の瞳は信じよう
この国の前途教師として憂い
年賀状何と素敵な義理だろう
危機管理二本の足を鍛えねば
ゴシップが好きな平均的な庶民
旅人が見たがる震災の跡地
金のある人間だけにある自由
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