川柳名句に学ぶ 「64」
 令和元年12月




☆  第8回 東北川柳文学大賞

    『 音のない時間 』 仙台市 仁多見 千絵さんが受賞

   千絵さんは、昭和27年生まれで67才です。

   宮城県にある、川柳宮城野社の編集同人をされています。

   東北6県30の川柳吟社から会員の川柳応募の中から、毎年

   大賞を決めています。

   大賞の副賞として本人の句集を出版しています。

   その句集が『音のない時間』です。



☆  作 品

      何がどうあれ今日は笑おう


      一升瓶ごろり本音が顔を出す


      さくら咲くただそれだけでうれしくて


      ストレスと今日もしているにらめっこ


      大震災もろさやさしさたくましさ


      哲学書から見たこともない色もらう


      真っ直ぐな道がときどき怖くなる


      告白をするとブレーカーが落ちる