☆ 「川柳の神様」を出版した、三上博史さんの本の紹介をしたいと
思います。小宇宙を感じる秀句を味わう
☆ 本書で紹介する作品は、幸運な作者のもとに、”川柳の神様”が
舞い降りてきた奇跡の一句。読者と作者を結びつけてくれる奇跡。
不可能を可能にする”川柳の神様”はあなたの心の中にきっとい
る。と作者の三上博史さんが言っています
☆ 三上さんは、昭和31年栃木県生まれ。36歳の頃から川柳と出
合い生涯の友としています
☆ これから紹介する作品の数々は、神様が私に出会わせてくれたも
のである。 詠み手と読み手を結び付けてくれた川柳の神様には、
感謝するしかない。
☆ 『川柳の神様』の一句
ゆくゆくは優しい人になるつもり 竹内ゆみこ
真ん中に座って母は隙だらけ 馬場 涼子
頬杖の両手のなかにある昔 板垣 孝志
書き直すたびに短くなる手紙 橋倉久美子
複雑なゴミ分類でボケられず 杉山 由枝
訃報欄一字違いに目を留める 長崎 弘康
過去ばかり言って子供に嫌がられ 荻原 柳絮
輪が丸いきっと誰かが耐えている 小野澤綾子
誤字脱字棚田崩れることもなく 石田 一郎
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