川柳名句に学ぶ 「69」
 令和2年6月 




☆  東京の川柳研究社の副代表をされている、いしがみ鉄さんの

   川柳集「残響」を今回紹介したいと思います。

   先に紹介しました。川柳研究社の代表だった、西来みわさん

   の『ねんころり』序文を書かれています。


☆  自分の句文集を出そうと決断し、「川柳研究」を中心に大量

   の作品が出てきて、川柳の歳月の重みを感じましたと書かれ

   てます。


☆  句と随想に分かれて編集されています。音楽の好きな人だっ

   たので(歌・音楽)(郷愁・家族)(旅行・雑事)

   随想にわ、いろいろに書かれていました


☆  昭和28年福島県に生まれる。56年に東京で結婚。川柳は

   52年に福島の川柳三日坊主吟社 川柳に出会い、人生観は

   確かに変わった。


☆  作品

     花に絵に死者に残響あり 男

     馬鹿正直な鍋がぐつぐつ煮えてくる

     ひまわりが太陽を追う日もあるさ

     会社も趣味も忍耐力を試される

     恋に恋して夢ばかり追う乙女

     川柳のやさしさ夢を忘れまい

     忠実に生きる証の句の頑固

     巨人の優勝確信する強さ