川柳名句に学ぶ 「7」
           平成26年10月

◎ 川柳から見た喜怒哀楽   その5

  ☆ 川柳は素人にもとりつきやすく、極端にいうと幼児にも作れる。
    大衆に愛されてしかもなお、芸術でなくてはならない。

  ☆ 川柳を始めるのに適齢というのはありません。
    「川柳は滑稽なおふざけ」というものではなく、「人間」を「心」を
    詠んでほしいのです

  ☆ 川柳は、人の世の喜びも悲しみも詠んでほしいのです。

◎ 『 人の世 』

  ○ 貧しさも余りの果てに笑い会い   吉川雉子郎

  ○ 銭の音人はやさしい顔にする    柏原玄四郎

  ○ 大安を選んでガンセンターへ行く  田口 麦彦

  ○ このご恩は忘れませんと寄り付かず 大田 佳凡

  ○ 一人去り二人去り仏と二人     井上 信子

  ○ ぬぎすててうちが一番よいという  岸本 水府 

  ○ 明日ありやなし夕焼けが美しい   河内さい子