☆ 平井美智子さんは「窓」という作品集を出しました。
2004年10月、川柳大学主幹の時実新子師の装丁と選句
から序文のお世話をいただいてできあがりました。
平成8年「川柳大学」の創刊にかかわり、以後編集委員
☆ 平井美智子さんは、1947年12月。高知県高知市に生まれ
ました。着物着付け講師、美容師
☆ 1997年、時実新子の「生き方新子座」を受講、川柳に出合う。
1998年、時実新子の「月刊川柳大学」の会員となる
☆ 現在大阪市に住む。時実新子は2007年3月10日に死去
☆ 作 品
淋しいと書いたら芯が折れました
男を捨てた十三日の金曜日
独りですいつにも増して残暑です
浮きもせず沈みもせずに風呂の中
千万の好きより重い二人の子
諦めた顔した小雪落ちてくる
座ろうか立とうかバスという世間
胡麻を擂る母すり鉢を持つ私
徘徊の母の手を打つ泣けてくる
母の忌やどすんどすんと母の音
|