川柳笑い袋 「18」
            平成24年12月


★現代川柳を切り開いた六大作家


     川上三太郎  その1   


◎明治24年東京生まれ  本名 幾次郎
 川柳の出会い 12歳
 大倉商業学校(現在東京経済大学)から大倉組へ入社
 大正9年東京毎夕新聞社
 大正12年関東大震災で新聞社を退社
 川柳選者として「国民新聞」川柳欄をスタート
 昭和25年から「読売新聞」の時事川柳選者を昭和43年
   の亡くなるまで続ける

◎川柳界での活躍
 昭和3年「滑稽川柳句集」を刊行
 昭和5年「国民川柳会」を作る。これが現在の「川柳研究社」
 川柳の大衆化に献身された

◎三太郎の人物像
 「三太郎と酒」「三太郎と読書」「三太郎と映画」
 「三太郎と旅」

◎三太郎の作品
  孤独地蔵花ちりぬるを手に受けず
  河童起きあがると青い雫する
  われは一匹狼なれば痩身なり
  子供は風の子天の子地の子
  一本の箸へ里芋煮えてくる
  酒とろり身も気もとろり骨もまた
  お元日日本の酒徒よこんにちわ