過去の日記からプチ脂肪注入を抜粋いたしました

プチ脂肪注入で鼻を高く、顎のラインをシャープに

2004年8月2日(月)
脂肪?脂肪注入って何?

     今日も朝から、戸狩診療所の待合室は、若い女性からおじいちゃんやおばあちゃんまで様々な患者様でザワザワしています。
     わがままおやじもその中にまぎれて診察の順番を待っていますが、何やら若い女性と一緒です。
     さて、今日はどんな、難問を持ってきたのでしょう。

いちご 「わがままおやじさん、XXさん、診察室1番へお入りください」
おやじ 「ふぁーい、さあ、XXちゃん呼ばれたよ、おらも一緒に入ってあげる」
XX   「ありがとう、おじさん、お願いします、私緊張しちゃう」
おやじ 「大丈夫だで、先生気さくだで、何でも相談できるで」
XX   「はい、頑張ります」

いちご 「おじさん、どうしたの?可愛い女性と一緒で」
先生  「はい、こんにちは、どうしましたか?」
おやじ 「ささ、XXちゃん先生に聞きたいこと言ってみな」
XX   「は、はい、あの、あの、・・・」
先生  「XXさん、そんなに緊張しないで、自分の言葉でお話していいんですよ」
XX   「わ、わ、わたし、鼻、低いでしょう、それに顎短いでしょう、だからぁ、それ直したいんです、何とかお願いします」
先生  「何言うのかと、内心こっちがドキドキしましたよ」
XX   「す、すみません、緊張するほうなんで」

先生  「XXさん、今でも充分可愛いし綺麗ですよ、鼻もそんなに低いわけじゃないし、顎だって」
XX   「先生、よく見てください、どう見ても変でしょう、私の顔」
先生  「そうかなぁ、僕は可愛いと思いますけどねぇ・・・そんなに気になりますか」
XX   「ずーっと悩んでいたんです、先生何とかしてください、お願いします」
先生  「そうですか、そんなに気になってたんですね、分かりました、まず顔の診察と計測をさせていただきます」
XX   「は、はい、お願いします」
先生  「いちごちゃん、スケールをお願いします」
いちご 「はい」

     先生は、スケールで大まかな顔のサイズを計測しチャートに書き込んでいきます。

先生  「だいたい、計測は終わりました。うーん、そうですね、確かに顎の長さは2〜3ミリ前方にでしたほうが、かっこいいですよね」
XX   「は、鼻はどうですか?」
先生  「鼻は、鼻根部で約3〜4mm高くして、鼻背から鼻先にかけて2mmほど高くすれば随分イメージ変わりますよ、どうします?」
XX   「綺麗になるなら、何でもします。お願いします」
先生  「鼻根部が高くなる事で、目頭切開したのと同じ効果も得られます、眼の感じもスッキリしますよ」
XX   「嬉しいですぅ、でも大手術ですね」
先生  「いやいや、これ位なら切らずに自分の脂肪を使って、脂肪注入で充分対応できますよ」
XX   「脂肪、脂肪注入????」


2004年8月3日(火)
脂肪?脂肪注入って何?PartU

     鼻と顎を何とかしてほしいとXXさんは戸狩診療所を訪れています。
     XXさんの要望に、先生は脂肪注入で対応できると診断しました。
     初めて聴く言葉にXXさんは何のことだか分かりません。

XX   「先生、脂肪って、この脂肪のことですか?」
先生  「そうですよ、御自分の脂肪ですよ」
XX   「脂肪って柔らかいじゃないですか、鼻や顎に入れて大丈夫なんですか?」
先生  「XXさん、今、いろんな美容外科でヒアルロン酸や、コラーゲンを注入してプチ整形なんて、沢山行われているじゃないですか」
XX   「はい、ヒアルロン酸やコラーゲンって、すごく高いんですよね、私には、高くて手が出ませんよ」

先生  「そうですね、いくら、うちが安くご提供しようにも納入価格が、高いですからね、でも、自分の脂肪はただですよね、しかも入れる量や部位にもよりますが、かなり自然な弾力になります」
XX   「でも、脂肪吸引って、大変じゃないですか、手術の後も」
先生  「XXさん、脂肪を取るといっても必要な量しか取りませんし、針で、吸引しながら取るだけですから傷跡も残りませんよ」
XX   「じゃあ、取った部分は、へこまないんですか?」

先生  「へこむほど取りませんよ、そりゃあ、胸やお尻に入れるというなら沢山必要ですから脂肪吸引器で取りますから、ご希望の部位の脂肪吸引と、豊胸、ヒップアップということになります」

XX   「・・・ちょと残念かな・・・」
先生  「XXさん、主な目的は鼻と顎でしょう、あんまり欲張らないほうがいいですよ」
XX   「はーい、すみません」
先生  「それでは、手術の説明をしますね、まず局所麻酔で、お腹か、お尻など脂肪の多い部分からつぶつぶの脂肪を、加工した注射器で必要な量だけ吸引します、だいたい15〜20mlほどです、15分ほどで終わります」

XX   「15分で終わるんですか?」
先生  「1箇所分、例えば鼻だけというなら、5分もあれば充分採取できます」
XX   「へぇ〜」
先生  「その脂肪は、血液が混じった状態なので、生理食塩水で、洗浄します」
XX   「血液を洗い流すんですね」
先生  「そうです、経験上、生食水が薄いピンク色になるぐらいが1番生着がいいみたいです」

XX   「取ったところはどうするんでしょうか?」
先生  「針穴を消毒しガーゼで圧迫しその上から弾性包帯でしめます」
XX   「何日くらい圧迫するんですか?」
先生  「1〜2日で充分ですよ、沢山取るわけじゃないですから」


2004年8月4日(水)
脂肪?脂肪注入って何?PartV

     XXさんは脂肪注入について説明を受けています。
     脂肪を取った部位は1〜2日の圧迫でいいと聞いてちょっと安心したXXさんでした。

先生  「何となく分かっていただけましたか?」
XX   「はい、脂肪を注入した部分などうしとけばいいんですか?」
先生  「注入は、例えば鼻の場合は、高くする部分から少し離た部位から針を刺します」
XX   「どうしてですか?」

先生  「直接高くしたい部分の真上に傷をつけたり、針穴があると、移植した脂肪に感染し易いし、その部分を何かしたって、疑われるのも嫌でしょう、だからです」
XX   「へぇー、気を使ってるんですね」
先生  「そうですよ、患者様の大事なお顔をいじらせて頂くわけですからね、気を使いますよ」
XX   「それで、脂肪って全部残るんですか?」
先生  「ヒアルロン酸やコラーゲンは完全に無くなりますが、脂肪は上手くいけばかなり残ります」

XX   「どれぐらい残るんですか?」
先生  「注入する部位にもよりますが、顔のように血行の良い部分はかなり残る確立が高いです」
XX   「どれくらいですか?」
先生  「最低10〜20%は残ります、場合によっては50〜60%残ることもありますよ」

XX   「鼻はどうですか?」
先生  「鼻根部は結構残りますよ、かなり吸収されても、2mmは高くなります、確実に」
XX   「エーッ、ホンとですか?2mm高くなればだいぶ違いますよね」
先生  「そうですね、もちろん2〜3回注入すれば理想の高さを得ることが可能ですよ」

XX   「顎はどうですか?」
先生  「顎も同様です、1回目でオーバーに入れておけば、吸収されてちょうどいい感じになるんですが、皆さんあまりオーバーにはしたくないようなので、最初は、完成時の状態くらいにしておくことが多いです、また入れればいいですからね」

XX   「腫れや、内出血はどうですか?」
先生  「鼻や顎先は、まったくといっていいほど腫れません、刺入部に小さな絆創膏を張るだけで、圧迫もいりませんし、翌日から洗顔もOKです、お化粧もOKですが、針穴の部分だけは、数日避けていただきたいです」

XX   「麻酔はするんですよね?」
先生  「もちろんですよ、ただ、注入時に押し広げられている感覚はありますよ」

XX   「あとの痛みはどうですか?」
先生  「オーバーに入れて場合は少し痛いこともありますが、ほぼ全員に近い方があまり痛くなかったと、おしゃっておられます」
XX   「もう、早く脂肪注入したくてたまらなくなっちゃいました、お願いします先生」
先生  「さっきまでの緊張気味のXXさんは、何処へやら、ですね」
XX   「ささ、先生、早くお願いします」
     
                いやはや、まだ説明終わってないんですが・・・・・・
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