我が家近く、飯山市常盤地区を流れる千曲川は最大川幅100m、水深もあって水量豊富。
東京電力西大滝ダムで、ほとんどが発電所への導水管に消え、千曲川は小川(↑)になる。
ダム直下の水たまりを過ぎると、川幅は10mほど。これが、日本一の大河・千曲川である。

3年前まで、ダム下流への最低流水量は、魚道を流れる毎秒ドラム缶1本分しかなかったが、
十日町市のJR宮中ダム騒動後、このダムの水利権更新で、毎秒20tへと100倍に増えた。
今は、鮭・遡上期のため、さらに放水を増やしているので、真冬の渇水期より水量は多い。

昭和14年、西大滝ダムの完成で漁業補償金を得て、この辺りの漁業・鮭漁は壊滅した。
近代化の代償として、古来からの生業(なりわい)を捨て、半農半漁は一時的に潤った。
ダム建設のために鉄道も引かれ、谷あいの村から飯山、長野へと行動範囲も広がった。

・・・ それが若者たちの流出、過疎化を招き、山村は消えゆく運命にある ・・・
・・・ さにあらず! ・・・

ダムができればダム湖ができ、遊覧船が運航できる。
新幹線飯山駅開業目指して始めた事業、現在休業中なるも、いよいよ存在感を示すとき。
更に、この地を気に入り、都会から移住した古民家レストランや、フリーライターの若者もいる。

あきらめてはいけない、いつかきっといいことがある、そう思って日々の努力を続ければ

・・・ その日はきっとくる ・・・ と単純・気楽に考えることを 
楽天 的 という。