我が父は ・・・ 出稼ぎ+兵隊 で ・・・ 青年期10年近くを、東京、京都で過ごした


・・・ 東京の地下鉄は、夏でも涼しいんだ ・・・

    まだ戦争が始まる前だったが、地下鉄に外人の子供が乗ってきたからなあ

    What is your name? って聞いたんだ

   そしたらなあ 「My name is ○×△」 って答えてくれた

    オレの英語が通じて、うれしかったなあ ・・・


小学生のオレに、都会を思い浮かべて、懐かしそうに話す 生来寡黙(かもく)な父

・・・ オレも大人になったら都会へ行くんだ ・・・ 幼心(おさなごころ) に、そう誓った

父から子へ、子から孫へと伝わった 「遊学のココロ」 

                    確かな結果となって、我が家を支えている

    
 
若者よ、(まなぶ)もよし、働くもよし ・・・ 「一度は 遊子(ゆうし) たるべし」


多感な青年期、生まれ故郷を離れ、大都会に身を置き 「一人ぼっちの孤独」 に耐え、

我が身の 「井の中のカワズ」 を知り 「ふるさとの良さ」 を、再発見し

人としての基礎を築いて、一回りも、二回りも大きくなって、鮭のように帰って来い

・・・ カムバック、サーモン ・・・