・・・ 大量の電線の切れ端 ・・・
・・・ 10年前 ・・・ 帰宅して1時間の晩酌
そのあと、電気工事士・実技試験のために
夜な夜な練習した思い出の品。
努力のあかしだから、捨てられない。
学科試験、通勤列車で勉強して一発合格。
2か月後の実技試験、完璧だと思ったのに、
電線1本、白と黒、色の違いで不合格。
なんでー? 色なんかどうでもいいじゃねえか
と思ったが、さにあらず
電気配線にはそういう決まりごとがあると、
後で知った。
当時、チャンスは年1回
さらに、翌年の実技試験も不合格なら
学科試験合格も無効になって
一からやり直さねばならない。
昔から、銀行員はつぶしがきかないと言われる。
事実、定年退職後、再就職先を首になった先輩
・・・ えらそうにしてて、現場の掃除さえしない ・・・
と、その会社の社長から聞いた。
そうだろうなあ、当時の支店長はそれで済んだから。
翌年
さらに気合を入れ、しかし、晩酌だけは、絶対欠かさず
せっせと、電線を切ったり巻いたり、練習の毎日
結果 ・・・ 余裕で合格。
・・・ 55才だった ・・・
勤務先では平社員になる年齢。逆に昇進した。 昇進と合格、二重の喜びが来たのだった。
これで、つぶしが云々 と言われずに済む。
・・・受験生よ、若者たちよ ・・・
努力はきっと報われる。
そう信じて疑わず、日々、精進せよ。
結果を呼び込むのは、君自身の努力しかない。
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