広い畑に、ソバの白い花が満開  向こうの山は鍋倉山(1288.8m) 

高校担任の叙勲祝賀会に祝電を送った。文例を見て、これは、はっきり言って、文例がいけない、と思った。

実は、7月に、別の叙勲祝賀会に出席。司会の女性が、祝電を 「さかえある受章・・云々」 と読んだ。
一度目は苦笑したが、祝電披露だから、二度、三度 ・・・ 苦虫をかみつぶした。
さらに、受賞者謝辞でも 「本日は、さかえある受章に際し・・ 云々」 ・・・ ははーん、直子の代筆使ったな。

NTT東日本・電報文例番号2101 『栄えあるご受章を、心からお祝い申しあげますとともに ・・ 云々』 とある。
いまどきの若者に 「はえある」 なんて言葉が通じるだろうか。そしてまた、漢字で表記するから、なおいけない。

電報が、トトト・ツーツーツー・トトトの電信だった時代ならともかく、世はまさにネット社会。
ましてや、祝電・弔電がほとんどなんだから、何文字までいくら、なんて発想から脱皮して、誰でも正しく読める、
誰にでも意味が通じる文例を考えてもらいたい。いまどき 「キシャのキシャキシャでキシャす」 は、ないでしょ!



 ※ 「トトト・ツーツーツー・トトト」 は、無線電信信号 「・・・−−−・・・」 = 「SOS」 = 遭難信号
                                   (解説は電信級アマチュア無線技士=千曲わたる)
         「貴社の記者、汽車で帰社す」