60年前、今頃の季節、祖母の実家、野沢温泉村へ遊びに行ったことがあった

男兄弟が多い家で、年上のアンちゃんたちが5人ほどいた

・・・ 何してアソブ? ・・・ 

ドジョウ獲り しよう、となった

ボテ と くれづち(※) で、小川のドジョウ 捕まえるんだと思ったら

庭先の田んぼを鍬やシャベルで掘りはじめた ・・・ えっ? ナニ? なに?

驚いたことに、泥の中から冬眠中のドジョウを掘り出す

ねぼけドジョウ ・・・ ほとんど動かない

石ころのように拾っては ・・・ ホイ! ・・・ と、投げてよこし、素手で受け取った

棚田の村のドジョウ獲りは ・・・ ドジョウ掘り ・・・ だった

・・・ 因みに ・・・

祖母の実家、最高の御馳走は 「泥鰌(ドジョウ)のすまし汁」

今のオレなら、喜んで何杯もお代わりする ・・・ が、子供だったからムリ

・・・ 惜しいコトしたなあ ・・・


※ 「くれづち」 は、1.5mほどの木槌で、鍬で掘り起こした畑の土くれ
   細かく砕く農具、小川の魚を上流から追って捕まえるのに利用した