オラがもの心ついた頃、田舎の住宅には土間があって(↑)
土間の向こうに囲炉裏 ・・・ 正面(横座)にオヤジが座り、その右は(かかあ)

客ガ来ると 「寄っとくれ」 と声かけられ、靴を脱ぎ、客座(オヤジの左)に座った
が、多くの場合、「ここで いーやさ」 と、あがり(かまち) に腰かけて、
カラダ(ひね)って囲炉裏の住人と話し、茶を飲み、時には、そのまま酒までも・・
冬は、蓑笠(みのかさ)ごんぞ 脱がずに済んだから、非常に合理的だった

 

我がオヤジの隠れ家 ・・・ その合理性を踏襲 ・・・ すのこ板まで土足でどーぞ

除雪作業の途中で、長靴、足っこ、防寒具の完全武装でも、脱がずに寄り込める
雪が融けて(したた)っても、すのこ板だから大丈夫

・・・ ひるがえって、金融マン現役時代 ・・・

長野市、中心市街地の取引先事務所を訪問すれば、ほとんどクツ履いたまま入れた

が ・・・ 飯山市のような田舎では ・・・ 靴のまま入れる事務所は ・・・ なかった

土間を考えれば ・・・ 田舎ほど靴のままの方が合理的なのに

田舎と都会、逆なのは ナンデダロー?

布団の中で ・・・ 1時間、2時間、3時間 ・・・ 考えてたら夜が明けた (つづく)