通りかかったついでに、立ち寄ってみた ・・・ 人家の屋根の高さにあるが、高架じゃない。 斜面に、へばりつくように造られた、線路とホーム。もちろん、無人駅。
・・・ ずーっと昔の、その日 ・・・ 目を開けたら、この駅だった ・・・
なあーに、こっれくらい、大したことじゃない。36年間も、飯山線で通勤したのだ。
乗り過ごしの最長記録が、最寄りの信濃平駅から、たった3つ なんて可愛いもんさ。
同僚のおおくら君なんか、長野から上田へ帰るつもりが、乗り過ごして上野駅まで行った。
折り返して、また寝込み、上田で降りず直江津まで。つまり、終点までの完全往復
新幹線がまだない頃の、信越線での話。本人の名誉のため、ここだけの話にしておく。
そして ・・・ 愛すべき彼の性格を思い出し ・・・ ニヤリとして ・・・ 口ずさむ ・・・
・・・ ♪ 送って行って、送られて、その又帰りを送って行って ・・・ 夜が明けた街♪
(つづく)
※ 五十歩百歩