こんな とおぐまで、来てくらって、ありゃーとござんす!

と、亭主は、せーました。


こんな遠方まで、おいで頂いて、ありがとうございます!
                         と、亭主は、言いました。
   
酒は、地元の 「北光正宗」 (通称 ほっこう) 、

唐金(からかね:青銅)の火鉢に、茶道具用口蓋付き赤(銅)の薬缶、

そして、こだわりの 「錫のちろり」 で、人肌に燗をして ・・・
肴は、山海の珍味。

鹿の背ロース・ステーキ、猪のもも肉・ステーキ

最高級、青首(マガモのオス)のすき焼き。

そして 「せいこがに」 の味噌炊き、真鱈の白子あぶり。
 
 
かくして ・・・ おっさんたちの、夜は更けてゆくので、ありました。

 ※ サラリーマンのお二人に比べ、亭主の顔が赤いのは、飲みすぎではなく、日焼けのせい。
         退職前は、人並みに白かったんです。                写真提供は、田中さん。