・・・ 新田次郎著 「八甲田山 死の彷徨」 が頭に浮かぶ ・・・
小説に登場する山田少佐と同じような総理大臣がいて、日本は危うく青森歩兵第5連隊になる
ところだった。小説はフィクションだが、新田次郎氏は気象庁測器課長として富士山頂に気象用
レーダーを設置した人。現場責任者として、訳のわからんお偉いさんの下で苦労した経験から
雪中行軍での指揮命令系統の混乱、それがもたらした悲劇を書いたんだろう。
危機管理で最も重要なことは ・・・ 権力ある素人の専横をいかに止めるか ・・・ であります。
・・・ そーは言っても ・・・ 今のあんたにゃ、カンケーねえーだろ、って?
でもねえす ・・・ もし、飯山の何処かでクマに襲われケガ人出た、猟友会お願い ・・・となって
「猟友会員は全員出動せよ!」 なんてリキンで言っちゃって、二次被害や流れ弾事故起きたら
どうする? 問題は、住民、関係者の安全と、いざという時の 「補償」
国民の皆さんは ・・・ そーいうのって、ホントは、警察の仕事じゃないの ・・・ って、思うよね。
警察担当者にそう言ったら ・・・ 警察官のピストルでは、クマやイノシシは倒せません、だって。
そうだよな、日本の警察官のピストルは、犯人を倒すんじゃなくて、自己を守る目的だからなあ。
威力ないし、至近距離でなきゃ当たらない。射程内に近寄って、クマと対峙したら危険極まりない。
とはいっても、猟友会の有害鳥獣駆除は、犯罪者を追いかけ逮捕する公務員・警察官とは違う。
ものずき民間人が、山で罠をかけ、野生獣を捕獲し、街や住宅地に出没させないのが本旨。
緊急時であっても、人家密集地で、得意の巻狩りするわけにはいかないのだ。
アレッ ・・・ きょうの話題 ・・・ なんだったっけ?
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