1972年 ・・・ 名寄市のオカーチャンの話(つづき)


 ・・・ 真冬にマド開け払って掃除する内地のヒト ・・・ 

 そのくせ、寒い寒い って言いながら、どてら着てコタツで丸くなってる、可笑(おか)しいネエ
 

彼女が 「どてら」 と言ったのは 「綿入(わたい)半纏(はんてん)」 のことです

尻まですっぽり隠れるコレを着てコタツに入ると、

コタツの温かさがハンテンの前開き部分から、ぐるっと背中まで回り、

なおかつ、コタツ布団との隙間がふさがれて暖気が逃げない ・・・

まるで、コタツの中に全身もぐりこんだような暖かさ ・・・ とっても気持ちイイ

コタツとセットで使うべき 「日本人の知恵」 なのでありまして

若い頃、ストーブのない、コタツだけの生活した方なら、きっと経験あるでしょう

ちなみに、北海道にはコタツ文化がなく、コタツ所有率は、沖縄より低い、全国最低

ほとんどの北海道民は、そして、最近の日本人も、

ハンテンの効用を知らないものと思われます

・・・ 自然エネルギー使いたいけど、薪ストーブは、ちょっとムリ ・・・

と おっしゃる方、今風でおしゃれな日本人の知恵、なんかいかがです?