役所から 「有害鳥獣を捕獲せよ」 と、指令がきた。
有害鳥獣とは、農林水産業に被害を与える野生鳥獣を指し、私が狩猟を始めた30数年前、
この季節の対象は、植林した杉などの、樹皮や芽を食う野兎だけだった。
それが、今では・・・鹿、猪、狸、狐、ハクビシン、カラス、スズメ、ムクドリ、アオサギ・・・ etc
山麓の耕作放棄地が増え、狩猟者も激減して、野生鳥獣が跋扈するようになったのだ。
 
こういう湧水があって、雪がないところは、

野生鳥獣が、餌を求めて、やってくる。
横に走る足跡は、野兎。

真ん中のは、キジかヤマドリの羽跡だ。
柿の木には ・・・ 「へた」 だけが残る。

たぶん、鳥達の、格好の餌場だったんだろう。
おやー、この足跡は ・・・

山の 「ならず者」 キツネだ。

やろー、木の根元で昼寝してる野兎を、狙ってるな。

・・・ まだ、新しい ・・・ って、ことは ・・・
 ・・・・・ いたっ! ・・・・・
 ・・・・・ だーーん! ・・・・・
実は ・・・ 今日は下見のため、丸腰。それを知ってか、ヤローめ、悠々と歩み去ったのでありました。
ま、今日のところは、見逃してやる。拾った命、せいぜい、大事にしろよ!



いい汗かいた。今日も、ビールが、うまいっ!