信濃毎日新聞に 「生きてるうちに遺影を」 という記事がありました。
勘がいい読者の皆さんは、アイツきっと書くに違いない、と思われたことでしょう。
ご期待には、応えねばなりません。

私、もちろん用意してあります。パソコンに 「遺影用」 という写真を保存。
さらに、老母には年に1回、「遺影はどの写真にする?」 と聞き、答えはいつも 「金婚式」   
16年前に亡くなった父の遺影が 「それ」 だから、同時期の写真を使えば、釣合いがとれる。

そもそも写真というものは、他人が見て違和感がなくても、本人にはこだわりがある。
ちょっとした表情が気に入ったり、気に入らなかったり。免許証なんか、見たくない典型です。
では、どうすれば、気に入った写真になるか。・・・ 簡単です、いっぱい撮ればいい。

免許証は1枚だけ、それも警察署で緊張して写してもらって、顔が引きつるの、あたりまえ。
写真家だって、山のように撮った中から、気に入った1枚を選ぶから、いい写真。
そうはいっても、素人が、・・・ それも年老いて、そんなに写真なんか、あるわけない! 

・・・ 私 ・・・ このホームページに使っている写真は、動画から 「一瞬」 を切り取ったもの。
さらにトリミングしたり、ピント合わせ、色補正、一部削除と、いろんなテクニックを駆使。
こだわるならば、表情、角度、姿勢、照明を変えて、最高の1枚を作りだすなんてのは如何。

・・・ そんなん、ムリッ、というならば ・・・

写す機会を増やすしかない。我が家では、全員そろうたびに、ラフな姿勢で家族写真。
更に尾崎区では、秋祭り・獅子舞の各戸回りで、一族郎党の記念写真を撮ってプレゼント。
これ、主催者側の意図は、じじばばの遺影用に使ってね、でありますが ・・・ 内緒。

・・・ そーだなー、かんがえなくっちゃ ・・・ と、思い立ったら ・・・ 吉日です。