上野公園 西郷さん
・・・ 昭和14年(1939年) ・・・ 日米開戦の2年前 ・・・
わが父、弱冠二十歳、皇居警固の兵隊として此処に立った
その30年後、ボストンバッグを抱えた私も ココに立ち ・・・
さらに、その30年後 ・・・ 長男も、また ・・・
・・・ 無口な父だった ・・・
子供時代の、姉、私、弟、を前に ・・・ 東京の地下鉄は、冷房ないのに、真夏でも涼しい ・・・
「What is your name?」 と、外人少年に話しかけたら、 「My name is ・・」 と答えた
などと ・・・ 東京の地図を指さし ・・・ 花の都での青春時代を ・・・ とつとつと語った。
思えば、私が上京したのは、その影響 ・・・ 我が子たちが上京したのも ・・・ また、しかり
終戦後 ・・・ 父は、ふるさと飯山に帰り ・・・ 私も ・・・ 長男も ・・・ ココに帰った
親子三代、似たような遊学をした ・・・ ただ ・・・ それだけのこと ・・・ ではある。