出張板前したお宅には、りっぱな囲炉裏の間があって、こんな料理もでき ・・・

もてなす側も、もてなされる客も、その場の雰囲気に、すっかり酔ってしまいます。

・・・ この囲炉裏 ・・・

昔、田舎のどこにでもあった囲炉裏 = もっと深い ・・・ とは、ちょっと違います。

それは、火を焚き、炊事する目的でなく、炭だけで楽しむ 「お座敷囲炉裏」 だから。

この深さが絶妙で、これ以上深くなると ・・・ 炭を追加する、焼き魚に手をのばす ・・・

という動作が困難で、作ってはみたものの 「かざり囲炉裏」 になってしまいます。

・・・ さらに ・・・ 囲炉裏に似合う料理 ・・・ それは ・・・

スペースが限られ、沢山並べられない、したがって、囲炉裏そのものを活用する料理と

ホスト、又は、お座敷板前が、その場で一品ずつ用意する ・・・ つまり ・・・

今風でいう 対面キッチン そのものなのでありまして、のん兵衛があこがれる

・・・ 飲み食いする その場に、火と、調理人を ・・・ 

これこそが ・・・ 日本文化 ・・・ 究極のおもてなし ・・・ なのであります。