いただいた何冊もの 「自分史」 斜め読みして本棚へ。そのままじゃ失礼だと思って、虫干しした。

よく、これだけ長い文章を書いたもんだと、心底、感心する。

高度経済成長時代を生き抜いた企業戦士たちは、高齢になったが金がある。
生きたあかしを残したい。生涯学習にも、ボケ防止にもなる。
長期低落傾向の出版業界からは、格好のターゲット。
試しに検索すれば ・・・ あるわ、あるわ、自分史・自費出版のノウハウ。
本人から話を聞いて、代わりに書いてくれる、なんてのもあって、至れり尽くせり。

亡き父が元気だった頃
調べた地域の歴史、頭の中だけに留めないで本にしないか、と勧めたことがあった。
「そーさ、なー」 と言ったまま、果たさないで他界した。

・・・ 最近いただいた自分史 ・・・ 

パラパラめくると、私の名前が出てきた。我が来し方とオーバーラップして、思わず引き込まれる。

・・・ そうなのだ、書いて残さない限り、記憶も存在も露と消える ・・・