50余年前の早朝、、高校受験の合格発表をラジオで聞いた

寝過ごしちゃイカン、しかし、目覚まし時計などない

茶の間・柱時計の下で、1時間ごとに鳴る ボーン、ボーン という音、数えながら寝た

昭和24年(1949年) 出生数269万6638人 戦後の統計で過去最多(Wikipedia) 

志望校は定員の1.12倍、10人に1人が不合格になる計算

・・・ 早朝5時 ・・・

だったろうか、ラジオのスイッチ入れ、かけ布団 頭からかぶり、耳だけ出して聞いた

3月下旬 ・・・ とはいえ ・・・ 朝の寒さで、ブルブル ・・・ 緊張で、ドキドキ

が、名前 呼ばれた時、不思議と感慨はなかった

父母は、何の反応も示さなかった ・・・ そういえば、その3年前、姉の時だってそうだった



我が子3人の高校受験 ・・・ 父親のオレ ・・・ おめでとう ・・・ と、言わなかった

そもそも、心配なんか しなかった



そして、今年、孫娘の高校受験

イマの仕組み、ナニもわからないが、心配、

「前期選抜」 というやつ受けたという ・・・ 合格発表の日 ・・・ ソワソワと落ち着かない爺

昼、家内に聞いた ・・・ どうだった? ・・・ 知らない!

しばらくして、本人が

・・・ 爺ちゃん、合格したよ ・・・

・・・ おーっ! おめでとー! よかった、よかった! ・・・ と、手を握った

どうやら ・・・ 親というものは、我が子に自信あって、腹が据わるものらしいが

孫は、ただ、ただ、可愛い ・・・ 爺婆は、その子の実力を知らず心配だけする

よもやま話、スタートした8年前、小学1年生だったかわいい孫、春にはまぶしい高校生!