今年は柿が豊作のようだ。鈴なりになってる。 

実は ・・・ というか、実に不思議なことでありますが ・・・
我が家の周辺では、甘柿を植えても渋柿になってしまいます。だから、まったく柿の木がありません。
こう言いますと、皆さん不思議がります。 柿なんか、何も手をかけなくっても、甘くなるじゃん、と。
いーえ、違うんです。柿は寒い所では、甘くならないんだそうです。このあたりが、栽培北限ぎりぎり。

上の写真は、下の@のあたり。黒岩山の山腹、我が家A、より標高が100mほど高い。
ここでは甘柿が育つ。また、長峰丘陵上のB、ここでも柿は甘くなる。
標高が高い方が、暖かい?

どうも、地形が影響しているようだ。
外様平は、黒岩山など関田山脈と、長峰丘陵に、ほぼ完全に囲まれた扇状地。
唯一囲まれていないのは、外様平を流れる広井川が戸狩駅の南に作った、幅約300mの低地。
この部分だけ切れているが、なべ底のような地形なのだ。

昔、学校で習いましたね。 
・・・ 暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ ・・・
つまり、夜間に冷やされた空気が、なべ底に溜まり、
唯一の出口も、千曲川で冷やされた空気が充満していて、逃げ場がない。
更に、東側の長峰丘陵が朝日をさえぎって、昼間の温度上昇が遅れる。なるほど。

縄文時代、弥生時代の住居跡が、長峰丘陵上部にある

つまり ・・・ 大昔の人々は、知っていた!