カワウの大群と戦うため、
雪を利用して、城を造る。 これ即ち、「一夜城」 ならぬ、半日で完成させる 「半日城」

陽気のせいか、カワウの数も新しい巣も増えた。
   (○印はカワウ □印は巣 ほんの一部分)

水温が上昇すると、ドジョウが冬眠から覚め、
川魚たちが産卵のために、浅瀬に寄って来る。
みんな、カワウの餌食になる。

サギも暗躍する。池の魚を根こそぎ食う。
そうはさせじと猟師が走る。
が、多勢に無勢。敵の数は、増え続ける。
 
いつから、こんなことになったんだろうか。

私が狩猟を始めた36年前、飯山市には、カワウ、猪、鹿、カモシカはいなかった。サギは、目に余るレベルではなかった。
カモ、ノウサギ、はもっと沢山いたのに数が減った。クマとキツネとムジナ(穴熊)は増えた。タヌキは変わらない。
単なる印象であって統計ではないから、間違ってるかもしれない。

猟師の減少と、因果関係はあるんだろうか。

はたと、思った。人数の減少以上に、レベルの低下の方が、はるかに大きいのではないか?
猟師人数は、単純には、八分の一〜十分の一に減少した。
しかし、有害鳥獣に対する狩猟圧力、つまり、猟師の力量×出動日数×めざす獲物 でみれば、いったいどうなるのか? 
                                                                  (つづく)