こちらは、カワウ攻撃の 「出城」  ガキの頃の 「せんそうごっこ」 みたいで、ワクワクする。


狩猟期間は3か月。
かつて、猟師の本業が農業なら、期間中、毎日出動も可能で、最高出動日数は90日。
下手な鉄砲でも数撃てば、狙われる動物は用心して、里山に近づかなくなる。
片や、サラリーマンの休日ハンター、出動可能日数は三分の一以下。
休日が少ない分、やぼ用も増えて、毎週出動さえ危うい。

したがって、狩猟圧力という観点から見れば、人数減少を更に10倍に換算してもおかしくない。
つまり、実質的には、狩猟者が最盛期の百分の一ぐらいに減少したのではないかとみている。
それなら、現在の有害鳥獣の爆発的増加も頷ける。

では、対策をどうするか。最も期待する若者たち、即ち、若年狩猟者の確保は、実効性が薄いと思う。
若者の多くはサラリーマン。猟師可能なのは休日のみ。家庭、PTAなど考慮すれば日数は更に減る。
それに、若者の銃所持に対する警察の目は厳しい。

対して定年退職者は、社会的信用がある。警察の銃砲所持許可取得に有利ではないか。
有害鳥獣駆除で社会貢献、と言えば妻も理解するだろうし、家にばかりいないほうが喜ばれる。
更に、現役時代、試行錯誤した経験から、捕獲技術習得に熱心で、人の意見・聞く耳を持つ。

男女とも長寿日本一の長野県。定年退職後の、長い、長い、20年間を有害鳥獣駆除にあて
豊富な時間を利用して、のんびり、ゆっくり野山を歩き回れば、介護保険はずっと遠のく。
これが、定年退職者を推奨する所以なのだ。