カワウ駆除3日目は雪。 
なんとまあ、毎日、くるくる変わる天気よ。
昨日は、2羽、流されて、回収できなかった。

そこで本日は、ボートも出動。
この、臨機応変の機動力が、我が猟友会の真骨頂。
川岸に隠れて待機。

・・・ と、そこへ ・・・

撃たれて飛べなくなったカワウが流されて来て、
あちこち、潜って逃げる。
それを船で追いかける。
 
・・・ 秘密兵器 「ガンレスト」 登場!・・・

これに、エアーライフルを固定して、精密射撃を実施。
潜ったカワウが、水面に出るのを待って、撃つのだ。
まるで、昔、南氷洋で活躍した 「キャッチャーボート

距離30m ・・・ 1発 ・・・ さらに 1発 ・・・ 

・・・ 当たらない ・・・ と言って ・・・ 散弾銃では ・・・

簡単に当たるけど、巣は空っぽになり、二度と戻らない。
だから、音の出る銃は、使えないという、このジレンマ。

揺れる船上、カワウが水面に頭を出すのは、わずか3秒。
1、2、3 ・・・ その間に、小さな頭に狙いを付けて、撃つ。
両岸から見つめるギャラリー、痛いほどの視線。
責任が肩にずっしりと重い。
 
3発目 ・・・ 当たった!・・・ おもむろに玉網ですくい上げ ・・・ 無線機のマイクに向かって ・・・

『 JEゼロТMPから 各局! 当局、元金融マンだけに、 回収は、お任せください。 73! 』


        ※ アマチュア無縁用語 「JEゼロТMP」 :ハットリのコールサイン  
                       「各局」 : 複数の無線局への呼び掛け。(この場合はメンバー)
                       「当局」 : 自分のこと
                       「73」  : セブンティ・スリー、交信の最後に付ける 「サヨナラ」 の意味。
                               なお、男性から女性への場合には 「88」(エイティ・エイト)