前2回より、さらに実績を伸ばしたいと、除雪して狙撃適地を拡大する。
そんなことすれば、カワウが逃げ出しちゃうんじゃないかって?


・・・ 心配ご無用 ・・・

繁殖期だから、巣のそばで作業したって、逃げないのです。

さらに、向こう岸は河川敷、この場所からなら、安全に駆除できる。
土手から下に向かって撃てば、弾は地面で確実に止まり、流れダマの心配無用。
これ、狩猟の基本であります。

高性能エアーライフル、弾は500m飛ぶといわれている。
例えば○印のカワウを撃てば、対岸に見える杉林のあたりまで届く。
命中、貫通しても、さほど威力は落ちない。つまり、仰角での発射は危険。

カワウは水鳥、本能的に大河のすぐそば、開けた土地の高木に営巣する。
千曲川沿岸の地形を上流まで見てゆくと、両岸が平坦な河川敷が多い。
そういう所での射撃は、上に向かって撃たねばならないから、常に危険が伴う。

したがって、迷惑な有害鳥を、よそへ追い払ってせいせいするのでなく、
他よりも狙撃適地であるここに彼らを留めつつ、適正数まで減少させて共存を図る
それが、我々駆除隊の真意なのであります。