活火山とは ・・・
以前は過去およそ2000年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山を
活火山としてきました。しかし、長期にわたって活動を休止した後に活動を再開した事例
もあり、近年の火山学の発展に伴い過去1万年間の噴火履歴で活火山を定義するのが
適当であるとの認識が国際的にも一般的になりつつあることから、2003(平成15)年1月に
火山噴火予知連絡会は「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動
のある火山」を活火山と定義し直しました。当初、活火山の数は108でしたが、2011年には
さらに2火山が選定され、現在の活火山の数は全国で110となっています。
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休火山や死火山という言葉はいまもあるのですか ・・・
以前は、現在噴火または噴気活動を続けている火山を活火山、現在は活動していない
が歴史時代に活動した記録が残っている火山を休火山、歴史時代の活動の記録がない
火山を死火山と分類していました。しかし、年代測定法の進歩により火山の過去の活動
が明らかになり、数万年に一度噴火する火山もあることが分かってきました。歴史時代
だけで今後の噴火発生の有無を判断することは難しいので、近年は休火山や死火山と
いう分類はなされていません。
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