長野県、県民文化会館で新任民生委員研修会を受講しました。
そう、昨年、既に死亡した高齢者が戸籍上生存しているなどで、
責任追及までされた民生委員です。

ある、友人が言いました。
「ばかだなあ、おまえ、そんな役を受けたんかよ。ばっかじゃねえ!」
そうですよねえ、言い訳を作ってでも、断りたいのが本音ですよねー。

わたくしは、社会のためにボランティアをする気も、
弱者救済のために奉仕する気もありません。  ※

じゃ、なんで、そんな役を受けたの?任期が3年もあって、無報酬なのに。

簡単です。
各地区に必要な役職なのに、受諾する人がいなかったからです。
 
研修の講師が言いました。「初めて、全都道府県で定員割れしました。」と。そうでしょう。そうなると思っていましたよ。
いつだってそうなんです。総論賛成、各論反対。具体的にいえば「民生委員は必要だ。しかし、私は受けることはできない。」

昔、子供たちが小学校の頃、PTAの役員を決める会議に出たことがあります。
おかあさんたちは、自分の亭主に役が回って来そうになると、必死で言いました。
「うちの亭主なんか、とてもそんな役は務まらない」 「うちんのだって、絶対無理、無理。」
聞いてて、あきれましたね。おいおい、とーちゃんを、そんな風に言っちゃっていいの?そんな役立たずを亭主に選んだの、あんたでしょって。
早い話が、役を受けたくないばっかりに、おとーちゃんをこきおろしただけで、ホントは、そんなことこれっぽっちも思っていない。
でもねー、それを聞いたおとーちゃん、どう思うだろーねー。

わたくしは、プライドをもって生きたいと思います。敵前逃亡するような生き方はしたくないだけです。

                          ※ 不思議なことに、「雪掘りとうど塾」に参加してくださった若い皆さん方を見て、
                                   じじいの気持ちが少し変わりました。