そこに山があるから登りたくなるのが登山家なら、山を見て行ってみたくなるのが猟師。
外様・中条地区、我が家の山林(標高600m)は、関田山脈の尾根。
そこから麓を見ると ・・・ 田んぼの中、こんもりとした森は、布施田神社(標高335m)


実は、同級生けささんの実家があったのは外様・北峠地区。しかし、昭和48年廃村。
当時、どうやって登校してたんだろうと、調べてみたが、記録がない。ならば、と、電話。 
曰く ・・・ 現在北峠へ通ずる道路は、私達が中学校に通っている時、作っていた。
なだらかだけど距離があるから、布施田神社の手前、滝清水の辺りから急坂の旧道を登って
そこからは尾根づたい、結構広くていい道を北峠まで帰った。片道1時間の道のりだった ・・・
 
 

距離は、どれくらいあるんだろう?今は廃校になった中学校(標高337.5m)から測ってみた。
旧道は分らなくなってしまったから、現在の道をたどる。確かに、標高差250mは急坂。そして
ここからは比較的なだらかな尾根筋を通る。この道が開かれたのは、昭和30年代の末ごろ。
 

標高700mにある蘇武(そぶ)の池。ここまでで約6q。彼女の家は、ここから300mほど。
中学1年生といえば、12〜13歳。ちょうど50年前。毎日、往復12q以上の山道を歩いて通学。
行きは下り坂だが、1日の授業が終わって下校、疲れた帰りは全部登り坂。雨の日も風の日も。
秋が深まれば、授業が終わる頃には暗くなる。もちろん、街灯なんかない。夜道の峠越え。
そして、雪が積もる冬は、古びた寄宿舎、親と離れて子供だけの生活。辛かったろうなあ!

・・・ 年のせいか ・・・ 秋だからか ・・・ ちょっぴり、おセンチになった ・・・