今年の紅葉は、最高だと思う。

標高1000mぐらいまで初雪がきたが、黒岩山はまだ。

いいお天気に恵まれた日曜日 ・・・
     ・・・ 荒神さんのお祭り ・・・        
昭和31年から、3年連続して尾崎地区に火災があった。
それも、不思議な事に、南から順番に連続して燃え、住宅が全焼した。 ・・・ 順番 ・・・ でいけば、次は我が家 …。
そんな頃、父親たちが話している言葉が耳に入った。 当時、小学校3年生。

・・・ 昔、尾崎地区には荒神さんが祭られ、例祭をしていたと聞くが、今はない。火災が続くのはそのせいではないか。
    この際、荒神さんを再興して、火災を鎮めなければならない。ついては、昔あったらしい、その場所とは ・・・ 。

で、さっそくこのちいさな祠を作って、丁重にお祭りしたところ、あら不思議、その年から火災が途絶えた。
わけではない。その年、我が家の、山林が山火事になった。原因は、下草刈りを依頼した職人の失火。
やっぱり順番通りだ、と、村人は噂した。が ・・・ これが最後になった。村の連続火災が途絶えた。

それ以来、尾崎地区では、年2回、荒神さんの神事を行っている
この、小さな祠の裏側には、昭和三十四年八月建立、と刻まれている。すでに、50年を過ぎた。
引続き、火災のないことを祈りながら ・・・ 小さな歴史は、こうして作られてゆく、と感慨を新たにする。