事務受託している村の通帳に、不審な引き落としがあった。

「国税」  「んっ?自治会は非課税団体だが・・・」

「申告所得税」ときたない字で手書きしてある。(「きたない」はよけいか)
所得なんかないし、申告もしない。
さっそく、クレーム。
 
三日後、責任者がお詫びに来ました。
その方は、くどくどと説明しました。
 
私は、自称「還暦プログラマー」ですから、すぐわかります。完全なシステム担当者の人為的ミス。
言い訳として良く使われる「想定外の事例」、 はっきり言ってしまえば「プログラマーの考え足らず」で発生したんです。
窓口担当者のミスではありません。
お気の毒に、謝りに来た課長さん。

もう一つ重要な点。
一つ発生した事例は、原因プログラムを修正しない限り、同一条件があったら、必ずまた発生します。
今回の原因は、数年前の農協支所統廃合。すでに済んでしまった作業ですから、プログラム修正だけでは対応できません。
私だったら・・・大至急、同一の事例が発生していないか調査のプロジェクトを実施します。でなければ、将来にずーっと禍根を残します。
こちらのみなさん・・・そんなこと、たぶん、やってないでしょうね。

したがいまして、この次発生する事例は、あなたの口座かもしれませんぞ。
いや、もう発生してたりして・・・。

今日の教訓  セールスマンと嫁と、コンピューターをあやつる人を信用してはいけません