野沢温泉村 七ケ巻集落に出没した ポリ容器をかぶった熊 (撮影:大久保 繁氏) 

・・・ 秋祭りたけなわ ・・・ えー、かどづけでござーい ・・・ 

と言ったかどうか、定かではないが、玄関先で物音したので出てみたら ・・・ ありゃありゃ! ・・・

早朝から住宅まわりを、この格好でウロウロしてたのは ツキノワグマ ・・・ 推定、生後2〜3年。

獅子舞のシシガシラなら、開けた口から外が見えるが、この状態では全く見えない。

とはいえ、うかつに近づけば鋭いツメで引っかかれる、相手は死にもの狂いなのだ。

・・・ こういうことは ・・・ 時々ある ・・・ 30年前、我が家の脇を走り抜けたクマ ・・・

民家の納屋に入り込んで、フタのない一斗缶にアタマ突っ込んで御用となった。

当時、お茶うけやおやつに、飯山市関沢地区・米持製菓の、一斗缶入かりんとう、が人気だった。

どうやら空き缶に甘い臭いが残ってて、アタマを突っ込んだものらしい ・・・ 今回も、それだろう

と思うが、何が入ってた容器かは、分らずじまい ・・・ ヤツら、冬眠態勢、食欲旺盛 ・・・

山のトチノミは豊富だし ・・・ 大量出没年(昨年)の翌年は出没が少ない ・・・ のジンクスもあるが

一度、人間サマの食べ物でアジしめたヤツラ、特に若獣ほど、美食家に育つ傾向がある ・・・ とまれ

危険な季節になったのは間違いない ・・・ 早朝、夕暮、夜間 ・・・ 人里といえど、油断めさるるな!

で、クマはどうなったって? ・・・ さびしさに宿をたちいでて眺むれば 
(動物愛護団体耳目厳しき折柄に ヨメル)